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現在、ヨーロッパ旅行紀を更新中。 記事内の画像の扱いについて。 管理者撮影分については、コピー、二次使用、無断使用等は自由です。 Now I 'm uplaoding my euro tour.Copy Left.
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足が痛かった。
なのになぜかひたすら歩いた。
アンヴァリッドを出て、近くのロダン美術館に入ろうとしたが、閉まっていた。
ロシア人かな?女の子2人も残念そうだった。
そこからもなぜかずっと歩いた。
徒歩でサンジェルマンまでいった。

途中、カフェで少しは休憩した。
カフェクレームをのんだ。フランスのコーヒーはとても濃い。
ぼくはだいたいコーヒーがそんなに好きではない。
コーヒーなんて、飲んだら余計ノドが渇いたりするものだが、
フランスのコーヒーは濃いんだけど、後味はスキッとしていた。

みつけられても入れない《ガラスの家》を探した。
2時間以上うろうろしていた。
だけど、とうとう見つからなかった。
《ガラスの家》には選ばれなかったようだ。
とても落ち込んだけど、仕方が無かった。

サンジェルマン・デ・プレ教会で賛美歌をきいて少し癒された。
さらにエコール・デ・ボザールに行ってみた。
さらに歩きつづけた。
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●《アンヴァリット宮》
ナポレオンけっこう好きだったのに、
ガッカリだった。
こんな巨大な墓が作りたかったとは。

なぜ時間が無かったのか?
そうだった、日本からeメールで「タイユヴァン」の予約を入れていたのだ。
そのためにジャケットにネクタイまでしてホテルを出たのだった。
でも、ノータイの人をいたと思う。

70ユーロのムニュをたのんだ。
はじめにでてきたのは、トマトの冷製スープ。
いそいで暑かったのでちょうどよかった。
つぎにボイルしたアスパラ。
おいしかったのだけれど、でっかいのが5本もあったので2本残す。
メインの子羊のローストを堪能したかったから。
あと、フロマージュとデザート。
しかしチョコの塊みたのはめっちゃ甘い!
一番おいしかったのは、パンにつけるバター。
はじめちょっとしょっぱいんじゃないのと思ったが、
すごいうまかった。
以前食べたような気もするし未食感な気もした。
雰囲気もよかった。

ただ、
「お金が足りなかったのだ。」
なぜだ?
たぶん食前酒だろう。あとワインが高かったんだろう。
「ビ、ビザカードで。」
ビザカードはすごい。

その後は酔ってたしよく覚えてない。
ワインのせい?太陽のせい?
たぶんバスに乗った。そして寝た・・・。


通路をはさんで、隣はマティスの展示室なのだが、
通路に面した壁に、これもぼくのお気に入りの
『コリウールのフランス窓』(1914)がある。
この作品も外は真っ暗に塗りつぶされている。
1914年といえば第一次世界大戦がはじまった年である。
マティスはこの少し前、きなくささを嗅ぎ取ってかパリを離れている。

『コリウールのフランス窓』と『フレッシュ・ウィドウ』。
この二つが共鳴するように展示されているのだ。
コレクションするとはこういうことなのか!と思った。
マティスとデュシャンの間で鳥肌が立つ、こういう体験は初めてであり、
パリでしか経験できない。

さらに付け加えるなら、この発見は美術史的にもぼくが最初なんじゃないか?


●《パリ国立近代美術館》

4日間有効の「パリミュージアムパス」を買って4階の国立近代美術館へ。
とにかく時間が無かったからかなり駆け足でみてると、デュシャンの展示室をみつけた。
画面奥の作品は『fresh Widow』。
french windowとひっかけたワードプレイになってるのだが、
「なりたての未亡人」ということで、窓の部分は黒いレザーが貼ってある。
「お先真っ暗」というわけだ。
ぼくはこの作品が大好きで、京都国立近代美術館のコレクションで見たことがあったので、
2回目である。

ところが、感動したのはそれだけではなかった。
(つづく)


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