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現在、ヨーロッパ旅行紀を更新中。 記事内の画像の扱いについて。 管理者撮影分については、コピー、二次使用、無断使用等は自由です。 Now I 'm uplaoding my euro tour.Copy Left.
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6:30起床。今日からはじめての海外一人旅である。「ロンドン・パリ・ローマ 16日間」。
ほとんど、この10年夢見ていた計画だ。20代の終わりにようやく実現することができた。
旅費はホテルと飛行機代で約53万円。プラス17万円ほど持っていった。
この時所持していたほとんど全財産である。
たしかにGWの時期だからどうしても高い。しかもホテル延泊料金は2倍になってるので、
もっと安く上げることは全然可能と思う。
6ヶ月こきつかわれた派遣社員のルーティンワークとも昨日でおさらば。ざまあみやがれ、しばらく高飛びさ。
なんてかっこつけて颯爽とGW前の通勤サラリーマンを見下しながらスーツケースをひいていたんだが、
ようすがおかしい。ぎゃー、カギが開いてる、なんとかバンドで押さえてるけどー。
このカバン壊れているのかー。荷物が入れすぎたのかー。
も一回荷つくりせなあかんやないかー。恥ずい!
…まあまあ、きっとこんな感じで、終始トラブルつづきなんだろう。
プロブレムソルヴィング、いやメイキングは俺の十八番だからな。
せいぜいヨーロッパでも都市破壊だぜ。
いつもの調子で世界を壊しまくるのじゃー。

11:45 関空からJAL便でロンドン・ヒースロー空港へ。
乗ってみると12時間なんてすぐだ。
映画(デンゼル・ワシントン主演『デジャヴ』)みて、
機内食2回食べて(いつも旨いのに、今回そうでもなかった。?。
隣に日本見物からかえった英国の太ったお父さんがいたからか?
いやそうではないだろう。たしかに夫婦で酒飲みまくってたけど。
〈一番搾り〉口にあったかなあ。エールのほうがよっぽど旨いと思うけど。
そうそう、そういえば、周りはイギリス人の団体さんばっかりだった。
通路挟んだ隣にコリアンの女の子いて、旅慣れてるオーラを出してたけど、
そうでもなかった。)、
時々ウトウトして(飛行機ではいつもあまり眠れない。前日も寝てなかったが。)、
ゲームやって(ぼくは子供以来、ゲーム機を持ってないので、
国際線乗ったときだけ、2,3年に1回だけ、TVゲームをやってみるのだった。)、
読書して(ドゥルーズ・ガタリの『アンチ・オイディプス』上文庫版を持っていった。
大学時代、図書館のハードカバーで挫折したものだ。こんどはとりあえず通読できるだろうか?
出発ロビーで読み始めたが、案外読める。理解は出来てないが。
「機械、機械、機械、機械、・・・」スピード感はあって、なんだか興奮はする。
元気が出ればなんでもいいや。)
トイレに並んで、
すっごい美人な金髪のイギリス人CAさんに見とれてたら、
12時間なんてすぐじゃん。
腕時計の針を9時間戻したら、
そこは紳士の国、古いヨーロッパ(ブッシュJr)、UKである。

今回、JTBのプランを利用したので、空港では送迎の車が待っていた。
入国審査がけっこう待たされた(ランディングカードに、職業 Architectって書いたら、ほんとかなあ?って顔された)ので、ドライバーは(たぶん友達か彼女と)電話してたが、
きっとこの仕事が終わったら今日は終わりなんだろう。
それにしても送迎車はFordか。外国だから外車なのは当たり前かもしれないが、
革のシートだし、大変快適だった。

それにしても、市内に近づくにつれて、しだいに興奮してきた。
なんてチャーミングなレンガのお家。子豚の三男が作ったのはこんな家だったのではないか!
ぼくは子供のころ長いこと童話が好きで、こんなお家の子供に生まれたかったのだ。
実際にはうなぎの寝床のようなマンションだったけれど。
あと、毎日七五三みたいな格好したかったのだが、現実にはバザーで買い与えられたジャンパーだった。
しかも七五三の写真を撮った記憶などないという。
しかしいまや私はLondonにいる。自分で行き先を決めて、自分1人で来たのだ。
ついにこの年まで、だれもヨーロッパに連れて行ってくれませんでしたね。
悪いけれども、ぼくはもう身近な大人のだれも尊敬しないしだれにも感謝しない。いままで世話になった人々もたかが知れていたわけだ。
この旅行は全部分が独力にささえられており、そのことをぼくはぼくの自信にさせてもらおう。

建築に戻る。だんだん中心部に近づいてきた。
なにこの感覚?よく、日本の明治期の擬洋風というのはヨーロッパのコピーでダメだ、といわれるが、
周辺部にはそんな2,3流ばっかりある。しかも、日本のはよくやってるじゃない。コピーだが非常によく勉強されたコピーじゃない。で、あのレトロ建築の違和感って、近代建築のあいだにポコンと残ってるから違和感だと思ってたけど、こうずらっと整って並んでてもやはり違和感がある。これはなんだ?
けれど、中心部の建物(具体的に確認できたのは《ヴィクトリア&アルバートミュージアム》や《リージェントストリ-ト》)はさすがに密度といい重厚さといい、座りがいいのだった。
けれど、あの2流の違和感は面白い。気になる。
とにかくあのとき感じた胸騒ぎは、あえていえば、12年前に経験した阪神淡路大震災のとき感じたものに近かった。「この町が私の町である」という安心感が崩壊してゆく感覚、「いままで世界と思ってきたものだけが世界ではない」、それが崩れていく感覚、というか。
まちがいない、ぼくはヨーロッパに上陸したのだろう。

いつの間にかホテルへ。
またまたJTBの日本人スタッフが活躍。ツインの所をホテルが手違いでシングルでとっていたらしく、
『別にいいですよ』といってもよかったのだが、
ここはプロに任せよう、ってことで、
やりとりをリスニングがてら見てたんだが、
結局ちゃんとツインの部屋をとってくださった。
車といいホテルの一件といい、JTBさんありがとう。

あと、喉が渇いてきたな、ってタイミングで
エビアンを運んでくれるJALさんありがとう。
大きな不祥事を何度か報道でみかけたが、
少なくとも今回の旅行は大変快適だった。
現場レベルではみんなよくやってると思った。

ブログって、カウンターなメディアだから、スキあらば
JTB批判、JAL批判のひとつもしてやろうと思ってたんだが、
とくに不満なかった。むしろこの場を借りて、お礼を書きました。

ってか、まだ市内に出てないや。

やっと、着いた、ここはホテルの部屋。
このときぼくがどんなに嬉しい気持ちだったことか!
これから5日間、ここがぼくのアドレスなのだから。イェーイ。
大学時代、東京で1人暮らししてた以来だ。
しかもここはロンドン。窓からはきれいな集合住宅がいくつもみえるぜ。
ホテル選びも代理店任せだったが、あんがいカッコイイ街じゃないか。
このオールド・ストリートという所については、あとでまた書く機会があるだろう。

それにしてもやはり嬉しい。これが自由か。これからほんの5日だが、
なにをやってもいいのだ。ぼくだけの120時間だ。
しかし豪華すぎないかこのホテル。いっちゃん安いBグレードを申し込んでも、
4つ星ホテルを取ってくれるとは!
ズボンプレッサーなんてあんじゃん。はじめて見た。早速使おうー。
おおっとバスルームはどうなっているんだ?
蛇口が金色だ。床が市松模様じゃないか。好み!
こういうの好きなんだよねー。ばっちり好みだ。
あー、大英帝国に来たんだねえ。楽しいねえ。ダイエーじゃねえぞ。
ちょっとだけ休んだら、お外に出よう。
しかしもうすぐ日が暮れるし(ロンドンは9時頃まで明るかった)、
今日は食事して帰ってこよう。

そう、その前にsafety BOXにパスポートと航空券を預けるのだ。
インド系の可愛らしい女の子にやってもらった。
しかし出来ない英語をほとんどはじめて使ったのですっごい緊張した。
でも大体通じたみたいだ。いろんな客と接しているからだろうか?
みんな働いてる。働く人たちって、いいなあ。
それよりあの子部屋を取り直してもらった子だけど、機嫌直ったかな?

もらったホテル周辺の地図をてがかりに歩いてみる。
こことここに〈パブ〉か、絶対行く。食後いく。
ここはフィッシュ・アンド・チップスか。今日はそんなんにしとくか。
ほとんどそこは通りを挟んで、ホテルの隣なのだが、
コの字型に建物に囲まれた四角い小さい広場の、L字型の集合住宅の残り一辺のならびがレストランだった。
しかし表のメニューをみると、高いじゃないか。
フィッシュ・アンド・チップスなんてファストフードじゃなかったのか。
スターターとかあんじゃん。
そういえば、わりと年齢の高い白人客ばっかりだ。ここだけか?
しかし少なくともここじゃ高いや。
だけど他はテイクアウェイしかないないなあ。フライドチキンかピザか。
うわこのレストラン閉まってる。うお、あの居酒屋フットボールみてる男ばっかり20人くらいいるじゃないか。さすがに入れない。
どうしよどうしよ。もう真っ暗だしスーパーでなんか買って帰ろうかなー、ってかんじで入ったのだが、まともな食べ物はなんにもない。
調理しないで食べれそうなのはパンかお菓子くらい。

とりあえずばんそうこうを買いたかったのだが、これがおかしかった。
5×8cmくらいのが基本単位なんだろうか。
そればっかり入ってるのとか、それを手でハサミで1/4にしたのが5枚、1/3がご5枚、
ってかんじで売られている。
たしかに考えてみれば、バンドエイド1枚1枚が全部ピシッとくるいなく同じ寸法、サイズである必要はない。
そこまでの精度はたしかに誰も求めてないわけだ。
半年大企業にCADオペレータとして派遣されてたが、
「こんな細かい図面のズレ、打ち出したらもちろん、画面上でも相当拡大しないと
わかんないじゃん」っていう細かな仕事のしかたが気になっていた。
もちろん、それが日本の技術力を支えてもいるのだろうが、
あそこまでのハイレギュレーションは、いったい誰のためのものなのかとも疑問におもった。
しょっちゅう「適当にやってんの?」と言われたのだが、けしてそういうつもりはなかった。
イギリス人の内職だってそうだろう。
あのばんそうこう、毎日10時間くらい歩いてたから全部使っちゃったけど、
妙に自分の感覚にフィットする、とってもラブリーなばんそうこうだった。

*話が脱線するが、CADオペは「おいしい」。時給1350円。手取りは月約23万円だった。
もちろん福利厚生もボーナスもないが、上司も部下もしがらみもない。楽チン。
私はこれで旅費をつくりました。あなたはどうする?

店内での珍事に戻ろう。「Milk」ある、って聞いたんだけど、これが通じない。
相当発音ひどいんだろう。空港やホテルではけっこう通じたのに。不安だ。
ほかにブリティッシュビールを買ってみたけど、おれはこれだけ飲む気か?
レストランを探さないと。

地図にないとこまでフラフラ歩いてたら、またパブだ。
いいかんじだなー。入っちゃうか。
「Half paint of ale,please」といったつもりなんだけど、
さっぱり通じない。
おかみさんは少々耳が遠いらしいが、気のよさそうなひとで、
一生懸命聞き取ろうとしてくれる。
おかみ「mineral water?」
ぼく「no.Ale」
お「mineral?」
ぼ「no,beer」
お「oh,beer.」「glass?」
ぼ「half」
お「which one?(指差しで)soft,strong」
というから、ソフトなのをたのむ。
金額をいわれたが聞き取れない。
コインを出すが、足らなかったらしい。
だいたいスーパーでは関空で円からエクスチェンジした紙幣を出したので、
ポンドとペンスのコインは渡しながらうまれてはじめてみる体たらく。
どれが1ポンドかもわからない。5ポンドと5ペンスの区別なんか当然つかない。
いっぱい渡して、精算してもらった。
で銘柄忘れたが、ちょっとトロピカルなデザインのビールをのむ。
するするノドに入ってくる。なにこれ?うまい!
とっても爽やかで甘酸っぱくておいしいじゃん!
日本のビールは重くて苦くてどうもニガテなんだけど、
女性はそう思ってる人多いだろうけど、
おすすめ。ぜひ飲んでみて。

だが、すきっ腹には、こたえるのだった。
ビール一杯で、カウンターでいつまでもくつろいでるわけにもいかないし。
そろそろ出ないと。いままで気づかなかったけど、絨毯の床にシーズーみたいな犬がいる。
が、ここを出ないと。

出たらもうテイクアウェイの店も仕舞いだった。
どうしよう、ってコンビニしかないわけだが。
で、はいってみると、貧乏学生や、日本人の旅行者や、移民系のジャージの女の子2人組やらが、
パンやバーガーを買っている。
なるほど、日本で最近聞く「格差」なんて、ここではもっと大きいんだろう。
貧困層はみんなこんな食生活なんだろう。なぜか店長は蝶ネクタイの英国老紳士だけど。
べつにぼくなんかなんでもいいんだが、それにしてもロクなものが置いてない。
日本のコンビニ弁当ってけっこう豪華でヘルシーなんだが、
なんだこのつめたいサンドイッチは!こんなものが3ポンドもするのか!(1ポンド=250円)
物価が高い!!北京やクアラルンプールが懐かしい。
しばらく住んでみたいなあとか憧れてたが、これは生活するには大変な国である。
ホテルの部屋で、まずいサンドイッチを食べながら思ったのだった。
みたことないTWININGのティーバックが美味しかったのは救いだけれど、
あのビールどうしよう。冷蔵庫ないぞ。
そんなことより眠らないといけなかったのだが、眠れない。
ぼくは自分の家のベッドでもしょっちゅう不眠症になる。これはどうしようもないのだ。
BBCに合わせると、ブッシュがアフリカの太鼓を叩いている。
・・・
AM3:30 また起きたらまた汗びっしょりだ。
TVをつけてみる。アジアンビューティーな女の子が、手話で、ドラムンベースの歴史を解説している。
不思議不思議。だけど明日は朝から建築と美術行脚である。無理やり眠るのだ。
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