現在、ヨーロッパ旅行紀を更新中。
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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 ●ジョセフ・ライト《空気ポンプの実験》 1768 水曜日は21:00まで開いている、「トラファルガー広場」に立つ《ナショナル・ギャラリー National Gallery》へ。 ここには2回行ったのだが、この日はほんとにちょっとだけ。 まず、どうしても見たかった絵画があった。 ジョセフ・ライト《空気ポンプの実験》である。 http://www.nationalgallery.org.uk/cgi-bin/WebObjects.dll/CollectionPublisher.woa/wa/work?workNumber=ng725 http://en.wikipedia.org/wiki/Joseph_Wright_of_Derby おそらくはじめて訪れる広い美術館のはずなのに、流れるように画の前に歩いていった。 183×244cm、なかなか大作である。 パソコンの画面では伝わらないかもしれない。こんなものではなかった。 複製で見慣れていたはずだが、同時にはじめて観たようでもあった。 ジーンとした、味わったことのない身体感覚にとらわれた。 細部まで緻密に描かれており、光と闇のコントラスト、とくに鳥を閉じ込めたガラスのビーカーは戦慄的に美しい。ニュートンらしき科学者がいままさに、酸素の供給をたち生命の息の根を止めるその瞬間が、思わず目を背ける少女、冷静に観察する伯爵の静謐な表情などとともに、迫真をもって繰り広げられている。 この画家はけしてメジャーではないけれども、この作品は、クック船長第三回航海に同行した画家ジョン・ウェバーとならんで、18世紀イギリス経験主義を代表する表象にかぞえていいのではないだろうか。 優雅な静かな展示室のヴィクトリア様式の革張りソファーに座って、じっくりと鑑賞することできる。 ここにはレオナルドの《岩窟の聖母子》の2つのうちの一点もあるのだが、それ以上にこの絵にたいへんな感銘をうけた。 今日はほとんどこれだけをみて、ヴェンチューリがやった新館「セインズベリー館」をちらっとみて(ロビーの演奏聴きながら食事なんかできる)、すぐ出てきた。たしかにこのポストモダン作家よりふさわしい建築家はいないかもしれないが、まあ大したものではない。 それにしても、上の画像をみればわかると思うが、「トラファルガースクエア」は、なんだかお祭りでもあったのかという人(「トラファルガー」だからトラの像だとわかりやすいんだけど、ライオン像にのぼって記念撮影してる THE おのぼりさん 発見)で、どうやらフットボールの場外観戦でもあったんだろう。リバプールの赤いユニホームのフーリガンが上機嫌だった。 いっしょにtubeに乗ることになったのだが、仕事帰りのOLさんは苦笑していた。やっぱり、地元の人にとっても、フーリガンというのはロンドン中のおっちょこちょいの集まりというかんじなのだろうか。 駅を出るとターミナル駅だったので迷いながら、ケバブのテイクアウェイを買ってホテルに帰った。バイトのトルコ人はぼくの英語をなかなか聞き取れなかったが、かれもかなりなまっていた。 深夜目が覚めると、また昨日の女の子が手話をしていた。 PR |
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