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現在、ヨーロッパ旅行紀を更新中。 記事内の画像の扱いについて。 管理者撮影分については、コピー、二次使用、無断使用等は自由です。 Now I 'm uplaoding my euro tour.Copy Left.
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この日は、日本ではちょうどこどもの日だった。
こどもに戻った気分で、サン・ピエトロをめざす。

地下鉄から歩いていると、すごい大通りに、
地べたに座って赤ちゃんを抱いている若い女の子がいる。
なにがあったのかはわからないが、なけなしのセントを渡す。

城壁をくぐると、ヴァチカンだった。

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夕食はホテル近くの観光客相手のリストランテで生牡蠣やらピッツァ。
しかし高かった。ぼられたかとおもった。
あと、ウェイターで、「マリオ」と呼ばれてる鼻の下にヒゲを生やした男がいたが、
「スーパーマリオ」のモデルだろう。


ワインの酔いをさますために、ジェラートを食べながらしばらく歩くと、もうスペイン広場だった。
カフェはすぐ閉まる。先日急死したジャン・フランコ・フェレの旗艦店は見つけられなかった。
いい夜だった。
●《バルベリーニ宮》(国立絵画館)
四つ辻の泉までもどって、下り坂の途中の《バルベリーニ宮》へ。
これも設計はボッロミーニだ。
エントランスの階段などが特徴的。

ローマの美術館は幾つかあるわけだが、
収蔵品はどこも大したことはない。
ヴァチカンが独占しているのだろう。
だが、ここにはカラヴァッジョが2点あった。
どちらも大変興味深かったが、うち1点の《ナルシス》は、
以前、目黒の庭園美術館での「カラヴァッジョ展」でみたことがあった。
これにかぎらず、いままで、この10年くらい、日本の展覧会で出会うことのできた名画に、
ロンドンでパリで、そしてローマで再会する喜びというのは、なんともいえないものがあった。
それは、この10年のぼくの美術行脚の旅でもあり、その作品にとっても旅である。
かつてみた名画を、もともとの場所で、最もすわりのいい状態でみる時、
「芸術のふるさと」に還ってきた、というような、ちょっと不思議な気分になるのだった。

ここにも実習でやって来ていた女子校生の団体がいたんだが、
ローマの女子校生はものすごくきれいでセクシーだった。
ぼくもそうだったが、高校生くらいは一番しんどいのか、
展示室のソファーにねそべって、天井画をみてた。
じつに贅沢な鑑賞スタイルではある。

この教会が有名なのは、なんといっても《聖テレサの法悦》があるからだろう。
テレサの恍惚とした表情や、自然的でない衣紋の流れなど、
明らかにルネサンス期の彫刻にはみられないものだ。


しかし、教会の空間そのものが、こんなに魅力的だったなんて、
おおきな発見であった。
同じ通りだが、もどって、サン・カルロ・アッレ・クアトロ・フォンターネから
先へまた100mほど歩く。
もうひとつ、ベルニーニがやった小さな教会があるのだ。

●ベルニーニ《サンタ・マリア・デッラ・ヴィトリア》

ロンドンの《ウェストミンスター》で感じたのと同じような、
ガクンと膝にくる衝撃をうけた。
「よりにもよって」ベルニーニの建築でこれほどの衝撃を受けるとは!
自分でも意外だったが、旅はこうでないといけない。
けっして大きくもなく、天井もそれほど高くない条件のなかで、
そこらじゅうに天使が飛び回っている。
やや装飾過多だが、ぼくはこんなバロックの教会を求めていたのかもしれないと思い、
ここにも3回通った。今回のグランドツアーで、忘れがたい建築になった。
ローマ観光で、この教会を外すことはできない。

1回目にいったときは、修学旅行の女の子たちが、
お祈りのポーズで記念撮影してたのが、とても可愛らしかった。



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