現在、ヨーロッパ旅行紀を更新中。
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Now I 'm uplaoding my euro tour.Copy Left.
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その後、証券取引所、イングランド銀行を見学(外だけ)。
シティーを後にして、《ジョン・ソーン美術館》へ。 ●《ジョン・ソーン美術館》 これは、《イングランド銀行》(博物館化しているので入ることもできる)の設計者、ジョン・ソーンの自邸を美術館にしたもの。リンカーン・インフィールズに面した住宅地にある。両側はレンガ造の典型的なロンドンの住宅なのだが、ひとつだけポートランドストーン、しかも古代ギリシャ的なイコンが出現している、画面中央の建物である。無料だが、入場制限があり、ちょっと表で待ったら入れてくれた。 内部は、NO PHOTOだが、磯崎新の「建築談義シリーズ」http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%B3%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8-19%E4%B8%96%E7%B4%80-%E7%A3%AF%E5%B4%8E-%E6%96%B0/dp/4897374014/ref=sr_1_2/249-3622453-9854724?ie=UTF8&s=books&qid=1179381126&sr=1-2で、篠山紀信の写真でみることができる。 ここは大変おもしろかった。ロンドン観光でこの美術館はゼッタイ外せない。 壁という壁、天井という天井に、所狭しとコレクションの彫刻が飾られ、 本棚には、イタリアのガイドブック、ガーデニングの本など、非常にセンスのいい本が並んでいた。 PR
その後、徒歩でシティー界隈の建築探しに。
通称「ガーキン」、ノーマン・フォスターの《セント・メアリー・アクス》がみえる。 そこを目指して歩いていたのだが、いつのまにか見失った。 銀行はいっぱいあるだろうから、どこかで両替しようと思っていたこともあるかもしれないが、そうでなくても、ここはけっこう迷路的なつくりをしている。さすがロンドン発祥の地。 目の前にはなぜか《ロンドン大火記念塔》。またレンだ。 さらに歩くと、ロンドンブリッジ。テムズ河のむこうへは、別の日に行く予定だったのだが、渡ってみる。 そろそろお昼休みの時間。ランチに出てくるビジネスマンやOLもいる。 ロンドン塔や市庁舎がみえる。でも、徒歩でもキツイので、やっぱり途中で引き返す。 迷い込んだレドンホール・マーケットをぬけたら、先に《ロイズ》についた。 ●《ロイズ・オブ・ロンドン Lloyd's Of London》 これも写真では見慣れた作品で、ロンドンだしいちおう、ってかんじで見に行ったのだが、実際にみると、かっこよかった。よくみると、半円、四角などを使った様々な形態が組み合わされている。ゴシックのカテドラルから引用したといわれるアトリウムといい、この様々な形態の複雑な統合といい、敷地のコンテクストを読み込んだ結果だろう。周囲の石造の古典建築ともさほど違和感なかった(とぼくは感じた)のは、古典のオーダーに従っているからなんだろう。ハイテク建築って、いまでは東京などにいっぱいあるし、いまさらいっても新しく思わないだろうと思っていたが、ここまでのものはやっぱり無いし、この建築には意外に驚かされたのだった。近くから撮影するとどうしても垂直線が出ないので(ただでさえコンパクトデジカメでは出るはずも無い)、画像は足回りを。守衛さんがいやにかっこつけている。いやロンドンの人々は大抵そうだった。 ●《セント・ポール寺院 St.Paul's Cathedral》 3日目。 駅には、昨日のあの娘はいなかった。 やれやれ、どこか寝床あったのだろうか。けど、ねぜかちょっと寂しい。 地下鉄でセント・ポール駅へ。 しかし、パリのメトロでも見かけたが、ヨーロッパではふつうなのか、 地下鉄に飼い犬を乗せてくる。この日も、でっかい犬が電車に向かって吼えていた。 地上にでると、大聖堂のドームがもう見えている。天才クリストファー・レン(1632-1723)による《セント・ポール寺院》である。ちょうど裏側にでたようだ。 建築写真で見ていたのは、正面からバシッと撮られてるもの(*)だったのだが、 そんなポイントどこにもない。前面にもっと余裕があるものと思い込んでいたが、ここは「シティー」である。 道幅も広くなく両側にも建物がせまっていおり、それがフレームに入ってくる。もちろん三脚もワイドレンズもない。しかも、正面階段は修学旅行生に占拠されているので、静かな裏庭をいれて撮影した。だが、ぜひ、ファサード側から双塔の間からドームが聳える圧巻を仰ぎたい。それにしても、この双塔は、へんだ。高すぎる。バロックの影響か。 しかし、内部はわりとあっさりしたもので、昨日みたカトリック系の《ウェストミンスター》の衝撃には及ばなかった。 (*)たとえば、地味な本だが、『建築史』(市ヶ谷出版社、p.194)の図版など、ほとんど空中写真だ。 ●ジョセフ・ライト《空気ポンプの実験》 1768 水曜日は21:00まで開いている、「トラファルガー広場」に立つ《ナショナル・ギャラリー National Gallery》へ。 ここには2回行ったのだが、この日はほんとにちょっとだけ。 まず、どうしても見たかった絵画があった。 ジョセフ・ライト《空気ポンプの実験》である。 http://www.nationalgallery.org.uk/cgi-bin/WebObjects.dll/CollectionPublisher.woa/wa/work?workNumber=ng725 http://en.wikipedia.org/wiki/Joseph_Wright_of_Derby おそらくはじめて訪れる広い美術館のはずなのに、流れるように画の前に歩いていった。 183×244cm、なかなか大作である。 パソコンの画面では伝わらないかもしれない。こんなものではなかった。 複製で見慣れていたはずだが、同時にはじめて観たようでもあった。 ジーンとした、味わったことのない身体感覚にとらわれた。 細部まで緻密に描かれており、光と闇のコントラスト、とくに鳥を閉じ込めたガラスのビーカーは戦慄的に美しい。ニュートンらしき科学者がいままさに、酸素の供給をたち生命の息の根を止めるその瞬間が、思わず目を背ける少女、冷静に観察する伯爵の静謐な表情などとともに、迫真をもって繰り広げられている。 この画家はけしてメジャーではないけれども、この作品は、クック船長第三回航海に同行した画家ジョン・ウェバーとならんで、18世紀イギリス経験主義を代表する表象にかぞえていいのではないだろうか。 優雅な静かな展示室のヴィクトリア様式の革張りソファーに座って、じっくりと鑑賞することできる。 ここにはレオナルドの《岩窟の聖母子》の2つのうちの一点もあるのだが、それ以上にこの絵にたいへんな感銘をうけた。 今日はほとんどこれだけをみて、ヴェンチューリがやった新館「セインズベリー館」をちらっとみて(ロビーの演奏聴きながら食事なんかできる)、すぐ出てきた。たしかにこのポストモダン作家よりふさわしい建築家はいないかもしれないが、まあ大したものではない。 それにしても、上の画像をみればわかると思うが、「トラファルガースクエア」は、なんだかお祭りでもあったのかという人(「トラファルガー」だからトラの像だとわかりやすいんだけど、ライオン像にのぼって記念撮影してる THE おのぼりさん 発見)で、どうやらフットボールの場外観戦でもあったんだろう。リバプールの赤いユニホームのフーリガンが上機嫌だった。 いっしょにtubeに乗ることになったのだが、仕事帰りのOLさんは苦笑していた。やっぱり、地元の人にとっても、フーリガンというのはロンドン中のおっちょこちょいの集まりというかんじなのだろうか。 駅を出るとターミナル駅だったので迷いながら、ケバブのテイクアウェイを買ってホテルに帰った。バイトのトルコ人はぼくの英語をなかなか聞き取れなかったが、かれもかなりなまっていた。 深夜目が覚めると、また昨日の女の子が手話をしていた。 |
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