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現在、ヨーロッパ旅行紀を更新中。 記事内の画像の扱いについて。 管理者撮影分については、コピー、二次使用、無断使用等は自由です。 Now I 'm uplaoding my euro tour.Copy Left.
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傘をもって外にでたが、ちょうど雨は上がったところみたいだった。
ポポロ広場のほうへ歩くことにした。
途中のレストランでフルッタでも食べようと思った。
ほとんど何にも残ってなくて、
パイナップルとメロン2切れくらいで10ユーロもした。
しかもお金が無かった。

初日にも行ったが、またスペイン階段に行った。
雨で階段がぬれているからあまり人は座っていなかった。
一回目に行ったときのほうが人が多くて印象はよかったが、
ここはいい広場だと思う。
恋をしたくさせる場所である。



ジェラートを食べたら気分がよくなってきた。
ローマ最後の夜だった。
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酔っていた。
気分はよかった、はずだった。
しかし、酒のせいだろうか、
あるきながら考えごとをしているうちに、
なぜかぼくは機嫌が悪くなってきた。
なぜか、「神」について考えていた。
ロンドン、パリと旅してきて、とくにパリなんか
楽しすぎたのだが、ローマにきてから、
だんだん元気がなくなってきた。
よく分からないが、おそらく「人間」だろう。
第二次世界大戦でまわりの国へ侵略していったのは
ドイツ、イタリア、日本だった。このうち、
のちに大変反省したのはドイツだけだ。
イタリア、日本はどうか、そんなことをぼんやりした頭で考えていたのだろうと思う。
また、ここローマには教会がたっくさんあるが、
路上のホームレスを救えていないじゃないか。
なにが神だ教会だ。大したことねえんじゃねえのか。
神様ってそんなものなのか。
世界に不幸なひとが一人でも居るのだとしたら、俺は神なんか信じないね。

いつの間にか、ぼくは《パンテオン》のなかにいた。
天井をみあげながら、ぼくは泣いた。ローマで泣いた。

雨がふってきたので、ホテルまで歩いて帰った。2,3時間、眠ろうと思った。
広場に、テーブルや椅子やパラソルを出しているリストランテがあったから、
ここでお昼ご飯を食べることにした。
ミケランジェロの建築をみながらというのは、実に贅沢な体験である。

ペンネ・アラビアータを頼んだのだが、イタリアで食べたパスタの中で一番おいしかった。
ペンネはアルデンテだし、トマトソースが、さっぱりしていた。
しかし、パスタは前菜の国なので、しきりに「セコンド、セコンド。
セコンド・ピアットはどうする?」といってくる。
パンもついてるし(ぼくはパンみたいなものだ好きなのだ)、
赤ワインも高かったし、お昼にはもう十分だからいらないというと、
とてもがっかりした顔をしていたので、
ミネラルウォーターをたのんだ。
アックア・ナチュラーレを注文したはずなのに、美炭酸で、
いままで飲んだことの無い、おいしいお水だった。



昼間っから飲んだワインにけっこう酔ったけど、
デザートはカプチーノは他の店ではしごしようと思い、
ふらふらと歩き出そうと思った。
さらに歩いた。
テヴェレ河をこえて、《パラッツォ・ファルネーゼ》まで歩いた。



広場に出た。
ローマは春を通り越して夏ってかんじで(スイカを買ってる人もいた)、暑かったし、
ずっと歩いて少し疲れてもいたから、
噴水のあるこんな広場が天国のように思えた。
人間にとって、本当に必要なものが、この旅を通じてわかった。
それは水である。
それにしても、噴水はいい。
若い娘が水浴びするような噴水が、日本にもあったら。

ところで、ここに面して建っている教会は、目指していた《サン・ピエトロ・イン・モントーリオ》だと思っていたのだが、まちがいだった。
《テンピエット》は、みつからなかった。
《サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ広場》と《サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会》だった。


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